スレッズのタグの仕様
- 1投稿につき1つまで
- 「#」を付けて書く形式ではない(投稿画面のタグ機能から設定する)
- 誰でも自由にタグを作れる
- タグをタップすると、そのタグが付いた投稿の一覧が表示される
- よく使われているタグはトレンドとして表示される
InstagramやXの「本文に好きなだけ書ける」ハッシュタグとは、そもそも仕組みが違います。投稿の主題を1つ選ぶ「トピック指定」に近いと考えるほうが実態に合っています。
なぜ1つに制限されているのか
Meta側は、タグを1投稿1つに絞った理由としてエンゲージメント・ハッキングに焦点を当てないようにするためという趣旨の説明をしています。
つまり「タグをたくさん付けて露出を稼ぐ」という行為を、仕様として封じているということです。これは機能の欠落ではなく、意図された制限です。
「そのうち複数付けられるようになるだろう」と考えて、他SNS向けの運用をそのまま持ち込むのは危険です。制限そのものが設計思想である以上、緩和される前提で動くべきではありません。
他SNSの癖が通用しない3つの点
1. タグを増やして露出を稼ぐ戦法が使えない
Instagramでは、関連タグを複数付けることで流入経路を増やせました。スレッズではこれができません。タグ経由の露出は、選んだ1つのタグの分だけです。
2. 本文に「#〇〇」と書いても意味が薄い
タグは専用の機能から設定するもので、本文に「#」付きの文字列を並べる形式ではありません。本文に「#カフェ #東京」と書き連ねても、タグとして機能する保証はありません。読みにくくなるだけで、期待した効果は得られない可能性が高いといえます。
3. タグ頼みの設計そのものが成立しない
1つしか付けられない以上、タグは流入の主役になり得ません。スレッズは会話量を評価する設計であり、伸びる経路の中心はタグ検索ではなくフィード上での反応です。この点はスレッズのアルゴリズム解説で整理しています。
タグ・ハッシュタグの仕様比較(2026年7月時点)
| 比較の観点 | スレッズ | X(旧Twitter) | |
|---|---|---|---|
| 1投稿に付けられる数 | 1つのみ | 複数(上限あり) | 複数 |
| 入力方法 | 専用のタグ機能 | 本文に「#」付きで記述 | 本文に「#」付きで記述 |
| タグを増やす戦法 | 使えない | 使える | 使える |
| 主な流入経路 | フィード上の反応 | 発見タブ・タグ検索 | タイムライン・検索 |
| 新しいタグの作成 | 誰でも可能 | 可能 | 可能 |
1つしか選べない前提での選び方
数で勝負できないぶん、1つの選択の精度が上がります。次の順に考えるのが実務的です。
1. 投稿の主題そのものを選ぶ
「関連しそうだから」ではなく、その投稿が何の話なのかを一語で表すものを選びます。タグは検索用のキーワードではなく、投稿の分類ラベルに近い役割だからです。主題とずれたタグを付けると、興味を持って開いた人がすぐ離脱し、かえって評価を下げる可能性があります。
2. 広すぎるタグは避ける
投稿数が非常に多いタグを選ぶと、自分の投稿はすぐに埋もれます。1つしか選べないのに、最も埋もれやすい場所を選ぶのは得策ではありません。ある程度絞られた、しかし人が見に来るタグを探すことになります。
3. 自分の投稿群で揃える
同じテーマで発信を続けているなら、タグをある程度固定すると、そのタグを見ている層に繰り返し届きます。毎回バラバラのタグを付けると、どのタグでも新規の1件として扱われ、蓄積が起きません。
タグ選びに時間をかけるより、投稿の中身を会話が生まれる形にするほうが効果は大きいのが実情です。当アカウントの実測では、返信がついた投稿とつかなかった投稿で表示回数に中央値で4.6倍の差がありました。詳しくは投稿時間の実測データで扱っています。
効果を確かめる方法
タグを変えた結果どうなったかは、感覚ではなく数字で見ます。
- 同じテーマの投稿でタグを変えた前後の表示回数を比べる
- 比べるときは平均ではなく中央値を使う(1本のバズで平均は簡単に壊れます)
- 最低でも10本程度貯めてから判断する
純正のインサイトで見られる範囲はThreadsインサイトの見方にまとめています。
まとめ
- スレッズのタグは1投稿につき1つ。「#」を並べる形式ではない
- この制限は意図された設計(露出稼ぎを封じるため)であり、緩和を前提にすべきではない
- タグは流入の主役になり得ないため、タグ頼みの設計は成立しない
- 選ぶなら投稿の主題そのもの・広すぎないもの・ある程度固定するの3点
- 効果は中央値で、10本以上貯めてから判断する
集客全体の組み立てはスレッズ集客の完全ロードマップで扱っています。