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ツール比較

Threads APIでできること・できないこと一覧|ツールの謳い文句を見抜く判断軸

結論

Threads運用ツールを比較していると、「本当にそんなことができるのか?」と感じる機能説明に出会うことがあります。それを自分で判断する最短の方法が、公式APIで何が提供されているかを知っておくことです。
APIに無い機能を掲げているツールは、非公式な方法でアカウントを操作しているか、別のことを指して名前だけ流用しているかのどちらかになります。この記事では2026年7月時点の公式ドキュメントを確認し、できること・できないことを一覧にしました。

できること(公式に提供されている機能)

投稿する

単発の投稿とカルーセル(複数枚)の投稿を作成・公開できます。予約投稿ツールの根幹はここです。テキスト・画像・動画を扱えます。

投稿・メディアを取得する

自分の投稿を一覧で取得できます。分析ツールが過去の投稿を並べられるのはこの機能によります。

プロフィール情報を取得する

ユーザー名などのプロフィール情報を読み取れます。

返信を管理する

自分の投稿への返信を取得し、返信し、モデレーション(非表示など)できます。キーワードに反応した自動返信ツールが成立するのはこの機能があるためです。

メンションを取得する

自分への言及を取得できます。

インサイト(分析データ)を取得する

表示回数・いいね・返信・リポスト・引用・シェア、フォロワー数、フォロワーの属性などを取得できます。指標の意味はThreadsインサイトの見方で解説しています。

Webhook(イベント通知)

特定のイベントが起きたときに通知を受け取れます。

キーワード検索

キーワードで投稿を検索できます。競合の投稿を集めるタイプの機能はここに依存します。

oEmbed(投稿の埋め込み)

Threadsの投稿を外部サイトに埋め込めます。

Threads APIでできること・できないこと(2026年7月時点・公式ドキュメント)

やりたいこと公式APIで可能か意味すること
投稿の作成・予約公開可能予約投稿ツールは公式準拠で作れる
自分の投稿の取得可能分析ツールの土台
返信の取得・返信・非表示可能自動返信は公式準拠で作れる
メンションの取得可能
インサイトの取得可能数値分析は公式準拠で作れる
キーワード検索可能競合投稿の収集が可能
DMの送受信できないDM自動化を謳うツールは非公式
いいねを押すできない自動いいねツールは非公式
フォローする・外すできない自動フォローツールは非公式
他人の投稿への自動操作できない全般に提供されていない

できないこと(重要)

公式ドキュメントを確認した範囲で、次の機能は提供されていません

1. DM(ダイレクトメッセージ)の送受信

エンドポイントも権限も存在しません。Threadsアプリ自体にはDM機能がありますが、APIから操作する手段は用意されていないということです。スレッズの自動DMはできるかで詳しく扱っています。

2. いいねを押す

いいねの数を取得することはできますが、いいねを押す機能はありません。取得と実行はまったく別です。

3. フォロー・フォロー解除

フォロワー数の取得はできますが、フォロー操作を行うエンドポイントはありません。自動いいね・自動フォローツールは安全かで構造から説明しています。

この一覧の使い方

ツールの機能説明を見たとき、「それは取得か、実行か」を切り分けてください。Threads APIは読み取りは広く、実行は自分の投稿と自分への返信に限られるという設計です。他人のアカウントに働きかける機能を掲げているツールは、公式APIの外にいます。

知っておくべき運用上の制約

アクセストークンは約60日で失効する

APIを使うためのトークンには有効期限があり、長期トークンでも約60日です。更新用のエンドポイントが用意されているので、定期的に呼んで延長します。

自作やGAS型のツールでこの処理が入っていないと、約2か月後にエラーも出さないまま止まります。詳しくは無料で予約投稿する方法と60日の落とし穴で扱っています。

投稿は2段階で行う

APIでの投稿は「コンテナを作る」→「公開する」の2ステップです。実装者向けの話ですが、片方だけ成功して投稿が中途半端に残るケースがあり得るため、ツールを自作する場合はエラー処理の設計が必要になります。

権限(スコープ)ごとに審査がある

APIを使うアプリは、機能ごとに権限を申請します。審査を通っていない権限は、アプリの開発者やテスターに登録された人しか使えません。一般公開されているツールがどの権限を通しているかは、外からは分かりません。

ツール選びへの応用

この一覧を踏まえると、ツールを見る目が変わります。

  • 予約投稿・自動返信・分析を掲げるツール → 公式APIの範囲。方式としては問題なし
  • 自動DM・自動いいね・自動フォローを掲げるツール → 公式APIの外。パスワードを預ける方式である可能性が高い
  • 「公式API利用」と明記しているか → 明記しているツールのほうが確認しやすい

判断の手順は安全なスレッズ自動化ツールの見分け方に、ツールごとの比較はスレッズ運用ツール徹底比較にまとめています。

まとめ

  • 公式APIでできるのは投稿・取得・返信管理・メンション・インサイト・Webhook・キーワード検索・埋め込み
  • DM・いいね・フォローの実行はできない
  • 読み取りは広く、実行は自分の投稿と自分への返信に限られる
  • トークンは約60日で失効するため、更新の仕組みが要る
  • この一覧を知っていれば、ツールの機能説明が公式準拠かを自分で判断できる

よくある質問

Q. Threads APIでDMは送れますか?
A. 送れません。2026年7月時点の公式ドキュメントに、ダイレクトメッセージの送受信に関するエンドポイントも権限も存在しません。Threadsアプリ自体にDM機能はありますが、APIから操作する手段は提供されていません。
Q. Threads APIで自動的にいいねを押せますか?
A. 押せません。いいねの数を取得することはできますが、いいねを実行する機能はありません。フォロー・フォロー解除も同様で、フォロワー数の取得はできても操作はできません。
Q. 予約投稿ツールは公式APIで作れますか?
A. 作れます。投稿の作成・公開は公式に提供されている機能です。キーワードに反応する自動返信も、返信の取得と返信の機能があるため公式APIの範囲で実現できます。
Q. アクセストークンの有効期限はどれくらいですか?
A. 長期トークンでも約60日です。更新用のエンドポイントが用意されているため、定期的に呼んで延長します。この処理が入っていないツールは、約2か月後にエラーを出さないまま停止します。
Q. この一覧はツール選びにどう使えますか?
A. 「それは取得か、実行か」を切り分ける基準として使えます。Threads APIは読み取りが広く、実行は自分の投稿と自分への返信に限られる設計です。他人のアカウントに働きかける機能を掲げているツールは公式APIの外にあり、パスワードを預ける方式である可能性が高いと判断できます。

出典