方法1:純正の予約投稿(最も簡単・完全無料)
2026年7月時点で、Threadsには純正の予約投稿機能があります。追加のアプリもアカウント連携も不要です。
- 最大75日先まで日時指定できる
- 無料
- スマホアプリとWeb版(PC)の両対応
- 予約済みは「下書き」から確認・編集・削除できる
- 1日に複数件の予約が可能
1アカウントを1人で運用しているなら、まずこれで足ります。操作手順はスレッズの予約投稿のやり方にまとめています。
「無料ツールを探す」前に、純正で足りないかを確認してください。純正で困るのは75日を超える予約・返信の予約・複数アカウント管理・公開前の承認の4つだけです。これに当てはまらないなら、無料ツールを導入する理由自体がありません。
方法2:Googleスプレッドシート+GAS(買い切り・自作)
スプレッドシートに投稿内容と日時を書いておき、GAS(Google Apps Script)のトリガーで自動投稿する方式です。noteやブログで配布されているものや、数千円の買い切りで販売されているものがあります。
サーバーを用意する必要がなく、Googleアカウントだけで動くのが利点です。ツリー投稿(連投)に対応したものもあります。
ここが落とし穴:トークンは約60日で失効する
この方式では、Threads APIを叩くためのアクセストークンを自分で取得して設定します。そしてこの長期トークンの有効期限は約60日です。
つまり、更新の仕組みを入れていない場合、設定からおよそ2か月後に予約投稿が動かなくなります。
厄介なのは止まり方です。
- エラー通知は届きません(自分で通知を作っていない限り)
- スプレッドシート上は予定どおり並んでいるので、見た目では気づけません
- Threadsを見に行って初めて「投稿されていない」と分かります
SNS運用で2週間投稿が止まれば、それまで積み上げた表示回数は落ちます。無料で始めたつもりが、気づかない停止のほうが高くつくという構図です。
Threads APIにはトークンを延長するための更新用エンドポイントが用意されています。これを定期的に呼ぶ処理を組み込めば、失効を避けられます。参考までに、当サービスでは「残り30日を切ったら自動で更新する」という余裕を持たせた設計にしています。期限当日に更新しようとすると、その日に処理が失敗しただけで詰むためです。
導入前に確認すべきこと
配布・販売されているGASツールを使う場合、トークンの更新処理が入っているかを必ず確認してください。入っていなければ、60日ごとに手動で取り直す運用になります。
加えて次の点も確認しておくと安全です。
- 失敗したときに気づける仕組みがあるか(メール通知など)
- GASの実行トリガーには回数・時間の制限があるため、投稿数が多い運用に耐えるか
- トークンを他人に渡していないか(トークンは実質的に鍵です。設定を代行してもらう場合は特に注意)
方法3:無料プランのあるツールを使う
SNS管理ツールの中には無料プランを用意しているものがあります。トークンの更新やエラー時の再試行はツール側が持っているため、止まる心配を自分で抱えなくて済むのが利点です。
一方で無料プランは、予約できる件数や連携アカウント数に上限があるのが一般的です。上限に当たった時点で有料プランの検討が必要になります。
無料で予約投稿する3つの方法の比較(2026年7月時点)
| 比較の観点 | 純正機能 | スプレッドシート+GAS | 無料プランのあるツール |
|---|---|---|---|
| 費用 | 完全無料 | 無料〜数千円の買い切り | 無料(上限あり) |
| 設定の手間 | ほぼ不要 | 要(トークン取得が必要) | 連携のみ |
| 60日でのトークン失効 | 関係なし | 自分で対処が必要 | ツール側が対応 |
| 止まったときに気づけるか | — | 気づきにくい | 通知される場合が多い |
| 返信(リプライ)の予約 | できない | ツールによる | ツールによる |
| 75日より先の予約 | できない | 可能 | ツールによる |
| 複数アカウント管理 | できない | 設定次第 | プランによる |
| 向いている人 | まず全員 | 自分で保守できる人 | 手間を減らしたい人 |
どれを選ぶべきか
まず純正から始める
費用ゼロ、設定ゼロ、止まるリスクもゼロです。純正で困った点が具体的に出てから、その点だけを解決する手段を足す——この順番が最も無駄がありません。
GASを選ぶ条件
次の3つを満たすなら、有力な選択肢です。
- スクリプトの中身を自分で読める・直せる
- トークンの更新処理が入っている(または自分で足せる)
- 止まっていないかを定期的に自分で確認できる
逆に、この3つのどれかが不安なら避けたほうが無難です。動かなくなったときに直せる人がいない仕組みは、無料でも安くありません。
ツールを選ぶ条件
複数アカウントを運用している、担当者が複数いる、投稿後の反応まで見たい——このいずれかに当てはまるなら、無料プランのあるツールから試すのが現実的です。料金の横並び比較はThreads運用ツール料金比較にまとめています。
どの方法を使う場合でも、IDとパスワードを預けるタイプのツールは避けてください。公式APIを使うツールはOAuthで接続するため、パスワードを渡す必要がありません。見分け方は安全なスレッズ自動化ツールの見分け方で解説しています。
まとめ
- 純正の予約投稿は無料で75日先まで。まずこれで足りるかを確認する
- スプレッドシート+GASは費用を抑えられるが、トークンが約60日で失効し、更新処理が無いと黙って止まる
- 止まってもエラーは出ないため、気づくのが遅れるのが最大のリスク
- 更新するなら期限ぎりぎりではなく余裕を持って(当サービスは残り30日で自動更新)
- 自分で保守できないなら、止まらない責任を持つ側があるツールを選ぶほうが結果的に安い